魚種や魚の大きさが不確かな場合はシガテラ予防のためにも、食べないようにしましょう!
魚類食中毒シガテラ
シガトキシンは脂に溶ける性質があり、
藻食性生物、肉食性魚類の肉、内臓に分布します。
この毒成分は熱に強く、加熱しても壊れません。
魚の鮮度に関わらず、
シガトキシンを多量に含む魚の刺身、
魚汁、煮つけ、てんぷら、フライなど
の様々な調理品でシガテラになります。
シガテラの主な原因魚種は、
バラハタ、イッテンフエダイ、バラフエダイ
などです。
まれに、
その他のハタ類、ドクウツボなどの肉食性魚類でも
シガテラの報告があります。
毒化しているかどうかは
魚の色や味などで判断することができ
ません。
バラハタ(方言名:ナガジューミーバイ)
体重が 2kg 以上、全長※が約 48 ㎝以上になると、有毒率が高まる
イッテンフエダイ(方言名:ヒシヤマトゥビー)
体重が 1kg 未 満、全 長※が 約 36 ㎝ 程 度 で も、有 毒 率 が 高 い
バラフエダイ(方言名:アカナー)
体 重 が 4kg 以 上、全 長※約 62cm 以 上 に な る と、有 毒 率 が 高 い
下痢、嘔吐、口・舌・手足のしびれ、
ドライアイスセンセーションと言った
シガテラ特有の症状を起こしています。
また、脈拍低下や血圧低下と
いった症状も伴い、救急搬送され入院しています。
シガテラの症状のうち、
体のだるさやしびれ、ドライアイスセンセーションなどが
数週間、数ヶ月と継続し、日常の動作に支障が出てしまう事例
(手足のしびれで眠れないなど)もあります。
シガトキシンを多量に含む魚を食べた後、
数時間から24時間程度でシガテラとなります。
シガテラの主な症状は、消化器系、神経系、循環器系が
あります。
消化器系
下痢、吐き気、嘔吐など
神 経 系
口周辺や手足のドライアイスセンセーション、
だるさ、しびれ、関節痛、筋肉痛など
循環器系
徐脈、血圧低下など
●水に触れた時、電気に触れたようなビリリとした
痛みを感じる。
●冷水を口に含むと、サイダーを
飲んだように「ピリピリ」と感じる。
●クーラーの冷気が直接あたる肌に
痛みを感じる。
シガトキシンは、藻食性生物、
肉食性魚類の肉、内臓に分布し
ます。
この毒成分は、熱に強
く、加熱しても壊れません。
魚の鮮度に関わらず、
シガトキシンを多量に含む
魚の刺身、魚汁、煮つけ、てんぷら、
フライなどの様々
な調理品でシガテラになります。
シガテラとは、
「熱帯・亜熱帯のサンゴ礁域に生息する
毒化した魚類を摂食することによって起こる食中毒」
のことを言います。
WHO(世界保健機関)によると、
世界中で毎年数万人が罹(かか)っていると推定されています。
日本国内では、
南西諸島が主な発生域で、
沖縄県では毎年シガテラが発生しています。
(渦鞭毛藻:うずべんもうそう)が産生します。
この小さな藻類が付着した海藻などを、
藻食性の生物(魚類、ウニ、カニなど)が食べ、
さらに肉食性の魚類が藻食性生物を食べるという
シガトキシンを蓄積した魚をヒトが食べて食中毒となります。
魚種や魚の大きさが不確かな場合はシガテラ予防のためにも、食べないようにしましょう!
現在のところ、シガテラの効果的な治療法は確立されていません。
回復は一般的に遅く、完全回復まで半年~1年ほどかかることもあります。
過去シガテラ事例から、
原因となった主な魚は、バラフエダイ、イッテンフエダイ、バラハタなどが主なものです。
冷凍保存でシガトキシンは減少しない。
太った魚と痩せた魚の間に、差はない。
症状が現れてから 48 時間以内であれば
マンニトールの投与が有効というデー タもある。
治療の具体例として
補液やマンニトール、ガバペンチンといった薬剤が
対症療法として使用されることがあります。
また症状に応じて以下のような治療が行われることがあります。
痒みがある場合は、抗ヒスタミン薬の使用
循環器症状で徐脈がある場合は、硫酸アトロピン服用
シガテラ中毒は
一般的な食中毒のように加熱をしても防ぐことができず、
魚の摂取を避ける以外に効果的な予防方法はありません。
神経症状
顔(口の周り)の痺れがあらわれる
ドライアイスセンセーション、コールドセンセーショナルリバーサルといった異常感覚があらわれる
ドライアイスセンセーション:冷たい物を触った際にドライアイスを触ったような、もしくは電気ショックを受けたような感覚があること
コールドセンセーショナルリバーサル:熱い物を冷たく感じること
シガテラ中毒になった人の8割前後にあらわれる
完全に感覚が回復して治るまでに1年以上かかる場合もある
循環器症状
徐脈(脈がゆっくりになる)などの症状があらわれる
重症な場合にあらわれることがある
シガテラ中毒の特徴は、
一般的な食中毒のような嘔吐や下痢といった症状に加え、
神経症状があらわれることです。
通常は食してから1〜6時間で症状があらわれることが多いですが、
24時間経過してからあらわれることもあります。
シガテラ中毒は
熱帯・亜熱帯地域に多く、
日本では沖縄県や奄美大島で発生することがありますが、
近年では三重県や茨城県など本州でも発生しており、
地球温暖化による水温の上昇が関係しているのではないかと言われています。
シガテラ中毒は、
サンゴ礁の周辺に生息している魚を食することによって起きる食中毒の一種です。
原因の毒素はシガトキシンと呼ばれ、
海藻の一種である有毒藻によって作られるものです。
この毒素を摂取した魚を人間が食べることでシガテラ中毒が発症します。
老成魚になると黒い斑点が薄くなり、雄に限って消えて無くなります。
口の部分が白く残り、別名『口白(クチジロ)』と呼ばれるようになります
老成魚になりまと、口の部分が黒く残り『口黒(クチグロ)』と呼ばれる
魚体に黒い斑点が『石垣』に見える事からイシガキ